私のブログで、これまでRevopoint社の3Dスキャナをご紹介してきました。







今回は、大物の3Dスキャンを可能にした「Revopoint RANGE」について、ご紹介します。
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動作範囲が300mm~800mm。
スキャン範囲が360mm x 650mmx@600mmまで実現した大型対象物に対応したハンディ型3Dスキャナーになります。

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最大4mくらいのサイズのものをフルカラーで3Dスキャンすることができます。

車や人体、インテリア家具など、大変な作業が必要だった大物のオブジェクトの3Dスキャンをこれまでよりも楽に行うことができます。

スキャン速度は、1秒間に12~18フレーム、精度は1フレームあたり最大0.1mm、点間距離は0.3mmと良好なスペックです。


これらを可能にしているのが、新たに搭載される赤外線構造化光プロジェクターです。
<参考論文>http://www.am.sanken.osaka-u.ac.jp/publications/static/files/0380/akasaka07:miru2007.pdf

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大型の回転テーブルもセットで購入することができますので、人や物を乗せて、3Dスキャンする人が対象物の周りを、あちこちと動く必要もありません。最大荷重200kg、リモコンで回転速度・方向が調整可能です。


<評価レビュー>
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私のところに、トライ用のものが届きましたので、少しだけ使用してみた感想を書いていきます。

箱の中身は、こんな感じ
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3Dスキャナーの他に、ホルダーやスタンド、ケーブル、シート、マーカーシールなどが入っていました。

大型のターンテーブルも届きました。
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3Dスキャナとスタンドを接続して、電源はモバイルバッテリーと接続しました。
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使用するソフトウェア「Revo Scan」は、Windows、Android、macOS、iOSの4つに対応しているので、パソコンやスマホ、タブレットを使用することができます。

AndroidとiOSは、Wifi接続ができますので、ケーブルが不要で3Dスキャンの取り回しがよりスムーズに行えます。

セットしてみた写真がこちら。コンパクトでスッキリ!!!
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iPadにインストールした、Revo Scanの画面は、こんな感じ。
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設定画面では、オブジェクトのタイプやテクスチャの色あり・なし等を選択します。
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次に、距離感や明るさなどを調整します。
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設定が完了したら、3Dスキャンをスタート!
アプリのスタートボタン、または、3Dスキャンにもスタートボタンがあります。
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3Dスキャン結果は、こちら。
お面を3Dスキャンしてみました。設定は、色なしでトラッキングを形状で行いました。
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出力ファイル形式は、STL、OBJ、PLYの3種類があります。
お持ちの編集ソフトウェアでデータを修正して、CGやCADデータとして活用したり、3Dプリンタで造形など行うことができます。

Windowsの3Dペイントで開いてみました。
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3DCAD-Fusion360に読み込んできて、穴をふさいだり軽く修正作業もしてみました。
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今回は、はじめての操作だったので、お試しでザックリと3Dスキャンしてエクスポートしてみたという感じですが、これまでと違って、人体や家具などの大物が3Dスキャンできるのが大きな特徴かなと思います。



WEB検索すると、他にも多くの人が評価レビューしていますので、参考にすると良いと思います。
YouTubeにも動画が多く投稿されていますよ。




購入方法

3月22日〜4月28日まで、クラウドファンディング「CAMFIRE」から購入できます。
https://camp-fire.jp/projects/660722?utm_source=influencer&utm_medium=influencer&utm_campaign=revopoint21


スタンダードセット通常価格11万9千円が早割りで安く手に入ります。
ターンテーブル付きのセットも安く購入できますので、ぜひ、お早めに!
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今後も3Dスキャンした記事をブログにアップしていきますので、参考にしていただければ幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

<追記>
置き物を色付きで3Dスキャンしてみました。撮影の仕方や設定に少し工夫が必要そうですが、10万円台でここまで3Dスキャンしてデータをエクスポートできるのは良いですね。
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