営業や生産現場の人たちが設計者の作成した3Dデータを確認する為だけに、
高価な3DCADを購入するのは、とても贅沢な3DCADの使い方です。

3Dデータを確認するだけであれば、下記のような方法があります。

①3DPDFの活用
②3DCAD専用のViewerソフトを使用(無償or有償)
③Viewerソフトを購入(有償)
④クラウドサービスを使用(Autodesk A360)
⑤無償の3DCADを使用


少し詳しく説明していきます。

①3DPDFの活用
 こちらは活用している人も多いかもしれません。
 見積書や資料などの書類などをやりとりする際に
  PDFにしてメールで送ったり受けたりしていると思います。
 このPDFを見るソフトAdobeReaderがインストールされている
 パソコンであれば、3DPDFのファイルを開いて、
 モデルを拡大縮小、回転などして3Dデータを確認することができます。
 3DPDFとは?→http://www.3dpdf.jp/home/3d-pdfとは/(外部サイト)
 3DCADソフトの中には、直接3DPDFに変換できるものもあれば、
 コンバータが必要な場合もあります。
 →http://www.3dpdf.jp/製品情報/tetra4d-converter/(外部サイト)
 
 基本的に測定機能はありません。形状を見るだけです。
 そのため、3DCADデータと比べて、データの容量も軽量化されます。
 ソフトによっては、3D寸法などの3D注記をエクスポートできる場合もあります。
 その他にもソフトによって様々なオプション機能があります。
 3DPDF機能があるソフトを使用している場合は、うまく活用されると良いと思います。
   
②3DCAD専用のViewerソフトを使用(無償or有償)
 3DCADメーカーで専用のViewer(データを見る)ソフトを提供している場合もあります。
 例えば、SOLIDWORKSの場合は、eDrawingsがあります。
 
 メーカーによって、Viewerソフトを無償で提供しているところもあれば、
 有償のところもあります。
 また、寸法を測定できたり、断面を確認する機能などもメーカによって
 付いていたり、なかったりです。
 解析、シミュレーションの結果をViewerソフトで見れるものもあります。
 
 基本的にViewerは、形状の修正や作成する機能等はありません。

③Viewerソフトを購入(有償)

 有名なところだと大手自動車メーカーで使用されている、XVLやVridgeRなどがあります。
 データを見るだけではなく、人を配置して操作検証できる機能等がついているものもあります。
 
 3DTascalXというViewerソフトでは、3Dデータから2D図面を作成できる機能があります。
 3DtascalX
 このような形状を見る以上のことができるViewerソフトは、
 数十万円から数百万円の価格がします。
 また事務用のパソコンのスペックでは、動きが遅いかもしれません。
 Viewerソフトによっては、
 3DCADデータを軽量化したフォーマットに変換してくれるものもあります。
 軽量化した場合、ポリゴン、STLデータ、またVRML、JTファイル形式などがあります。
 3D図面といって、3D形状に寸法などの注記を入れれるものもあります。

④クラウドサービスを使用
 Autodesk社のA360のクラウドサービスを使うと、
 データをクラウドで管理できるだけではなく、
 3Dデータを表示させて見ることができます。
 またデータもCATIAやSOLIDWORKSなど色々な3DCADデータを
 インポートできます。→http://home3ddo.blog.jp/fusion360-import-export
 


⑤無償の3DCADを使用

 以前に無償の3DCADについて紹介したが、
 無償の3DCADでも中間ファイル(IGESやSTEP)データを読み込めたり、
 図面作成できるものがあるので、こちらの使用もありだと思います。
 ただ、操作習得が大変かもしれません。
 無償・安価な3DCAD機能比較→http://home3ddo.blog.jp/free-cad-valution
 

今回5つの方法を紹介しました。
単純に形が見れれば良いのか、測定も行いたいのか、
測定以上の検証が行いたい、図面を作成したいなどなど、
やりたいことによってツールも選んでいく必要があります。
ただ、やりたいことが増えると価格も高くなってきます。
またパソコンのスペックも必要になってくるので、ハードにもコストがかかります。
クラウドを使用して良いのであれば、
A360や3DCAD-Onshapeなどの無償のツールの活用が有効的だと思います。

その他、
以前に紹介した、iPhone・iPadで3DCADデータを確認する方法も参考にしてください。
http://home3ddo.blog.jp/iPhone-iPad-3dviewer


Fusion 360について
Autodesk(オートデスク)

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