Fusion360のシミュレーション機能の種類について説明します。

Fusion360は、Standard(スタンダード)版とUltimate(アルティメイト)版に分かれます。
Standard版は、年間38,880円、Ultimate版は、 192,240円で使用できます。
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Standard版とUltimate版の大きな違いが、シミュレーション機能にあります。
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http://www.autodesk.com/products/fusion-360/subscribe
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実際にどういうことかというと、
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Standard版だと、静的応力、モード周波数、熱解析、熱応力のシミュレーションができるのに対して、Ultimate版になると、構造座屈、イベントシミュレーション、非線形静的応力、シェイプ最適化がプラスで出来るようになります。
※現在、学生、個人利用は、Ultimate版が使用できています。

【Standard版】
○静的応力
 構造物に対して、一定の荷重を静かに加えた際に、構造物の変位や、ひずみ、応力などを計算します。
 (力を加えたときに、どこが曲がりやすくて、こわれやすいのかを調べることができます。)

○モード周波数
 構造物は、固有の振動数を持っています。これは外部から力を加えなくても振動を起こす現象で、外部から同じ振動を受けると大きく振動する共振が起きます。これを避けるために固有振動数を調べることは重要であり、モード法という手法で周波数を計算します。
(揺れたときに、どういう影響を受けるか調べることができます。)

○熱解析
 熱源があるときに、その熱が構造物とその環境の間との温度との熱伝導を計算します。
(物に熱が伝わった結果の温度結果を調べることができます。)

○熱応力
 物体を熱した際に熱膨張の力が働きます。このとき生じる応力(熱応力)を計算します。
(熱によって膨らんだ物体の力を調べることができます。)


【Ultimate版】
○構造座屈

 構造物に加える荷重を増加させていくと、ある荷重で急に変形して折れ曲がってしまうことがあります。これを座屈現象といい、このときの荷重(座屈荷重)と応力(座屈応力)を計算します。
(イスなどの細長い棒などに力を加えたときに起こる現象を調べることができます。)

○イベントシミュレーション

 時刻歴による構造物の運動変化を反映しながら、衝突、大変形、座屈などのダイナミック解析を計算します。
(時間に依存した応力解析を行うことができます。)
 
○非線形静的応力
 非線形の静的応力解析が行えます。非線形とは、比例関係が成り立たないことをいいます。材料非線形、幾何学的非線形、境界非線形などがあります。
(ゴムなどの非線形の材料、大きく変形するような解析などが行えます。)

○シェイプ最適化
 拘束と荷重、必要な領域と軽量化したい数値(%)を入力すると、その指定した条件で最適な形状を計算してくれます。
(必要な条件を入力するだけで最適な形を作ってくれます。)