新型コロナウィルスの感染拡大が世界中で問題となってきている中、マスクや防護服の不足が叫ばれています。顔をガードするフェイスシールドも足りないと大きな問題となっています。

そんな中、3Dプリンタを活用したフェイスシールドの製作が世界中で行われています。

多くの人が無償でデータを公開していますが、私は大阪大学大学院医学系研究科の中島清一特任教授、室崎修招へい教員の方々が産学連携で開発したクリアファイルを使用したフェイスガードを製作して、大阪などに寄付させて頂いています。


コメント 2020-04-18 000325

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なぜ、このデータを選んだかと言いますと、私の保有している3Dプリンタ2台、FlashForgeのAdventure3、XYZprintingのJr 2.0 mixで何とか対応できる造形サイズだったためです。

正確には、98%スケールダウンして何とか作成できたのですが、他の公開されているデータは少しスケールダウンしたくらいでは作成できないものでした。

例えば、下図のような形状のものが多く公開されているのですが、造形サイズから、はみ出してしまいます。。。
コメント 2020-04-29 225108

大阪大学さんでは、分割して造形できるタイプも無償公開していますので、もっと小さい3Dプリンタの方でも製作ができます。

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こちらはA4のクリアファイルを使用するのですが、高透明でないと曇ってみえてしまいます。
この高透明なクリアファイルが中々、手に入らない状況です。
そんな中、クリアファイルではなく、サランラップやクリアホルダの使用を検討されている方々もいました。あとラミネートフィルムを活用するタイプも出てきていますね。
みなさん、試行錯誤しながら良いモノをつくろうと取り組まれています。

いま、金型を製作して量産体制を作り始めているので、来月くらいには数が足りるようになると思いますが、近々の足りない分を3Dプリンタで作って補おうとしています。

もし、ご協力できる方がいましたら、製作にトライして上手くできたら、ぜひ寄付されてみては、いかがでしょうか。


現在、取り組んでいるのは、先日、新しく3Dプリンタを購入(http://home3ddo.blog.jp/buy-ender3pro)したことを書きましたが、大きいサイズのフェイスシールドを重ねて量産にチャレンジしています。重ねたデータも無償公開されています。


チャレンジしようとしているのですが、新しい3Dプリンタの設定で戸惑っていまして、うまく行ったら、またブログに書きたいと思います。