3Dプリンターの方式には、様々ありますが数万円で個人でも購入可能な方式として代表的なFDM(材料押出)とDLP(光造形)があります。

FDMは、
Fused Deposition Modelingの略称で「熱溶解積層法」とも呼ばれます。

DLPは、
Digital Light Processingの略称で「光造形」とも呼ばれます。

光造形には、DLPの他にSLA(Stereolithography)という方式がありますが、SLAはレーザーでピンポイントに材料を固めていくのに対して、DLPはプロジェクターのように層の画像を一度に照らして固めていきます。

今回は、私、テルえもんが持っている3Dプリンター、Adventurer3(FDM方式)とELEGOO MARS(DLP方式)で比較を行ってみました。

画像_2020-12-13_074459

題材は、Fusion360で作成した「飛行機」
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私の書籍「Fusion360 マスターズガイド ベーシック編」の題材になっているものです。※大きさは全長52mmくらいにスケール変更しています。

まずは、adventurer3から紹介していきます。

スライスソフト「FlashPrint」の標準で設定。造形時間は38分。
FLASHFORGE

出来上がりが、こちら
写真 2020-11-15 16 54 10
写真 2020-11-15 21 55 00

どうしてもサポート材がついていたところは表面が荒くなってしまいます。
写真 2020-11-15 21 55 08


それでは、次に光造形のELEGOO MARS。
FDMと同じ配置で行ったんですが、失敗。。。
造形中にサポート材から外れて落ちてしまったようです。
ELEGOOMARS2
写真 2020-11-15 16 56 33

一般的な光造形の場合、液体の中に入っていて途中経過が見れないのが困るところです。

ちょっと置き方を変えて、再チャレンジ!!
ELEGOOMARS3

無事に成功!
写真 2020-11-15 21 25 34
写真 2020-11-15 21 26 06----

アルコール洗浄を行い、紫外線で硬化させます。
写真 2020-12-12 18 09 59

サポート材を除去して完成。
写真 2020-11-15 21 48 00----
写真 2020-11-15 21 47 27-----


サポート材がついていたところは、ポッチのような凹凸が残ってしまいますが、後からヤスリなどで磨くことで除去できます。
写真 2020-12-13 8 17 43


下図は、左側がFDM、右側がDLPになります。
DLPの方がFDMタイプと比べて、積層痕が目立たず、先端も綺麗にできているのが分かります。
写真 2020-12-13 8 18 08


造形時間で比較すると、FDMが38分なのに対して、DLPが3時間57分と時間はかかっています。
FDMの方も設定を変えることで、もっとキレイには出来ますので、一概にどちらが良いかは言えませんが、微細な形状を時間をかけても良いから再現したい場合には、光造形がオススメです。

オススメですが、造形後、アルコール洗浄や紫外線硬化などの後処理が必要なので、ちょっと手間ではありますので、そこは十分、理解した上で購入して使ってください。




今回、紹介した記事に合わせて、私がMONOistに投稿している記事も参考にしてください。


Fusion 360について
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