世の中には様々な3DCADのソフトがあり、違う3DCADソフトどうしのデータ互換の問題について、よく質問を受けます。
データを読み込んで来たら、面がなくなっている、面がトリムされていない、ソリッドではなく、サーフェスになってしまった。などなど様々な問題が起きることがあります。
互換性

こういったデータ互換の問題の原因について説明したいと思います。
大きく3つありまして、
①許容誤差(トレランス)の違い
②データ表現(カーネル)の違い
③不正な形状の存在
があります。

 ①許容誤差(トレランス)の違い
 CADによって、許容誤差(トレランス)の違いがあります。
 0.001の精度でできるものもあれば、0.01の精度のものなどソフトによって異なる為、
 面がくっついていると認識するものと離れていると認識するものがあるわけです。
 トレランス

②データ表現(カーネル)の違い
 CADソフトによって、データを表現するカーネルが違います。
 カーネルとは、車で言うとエンジンのようなもので、CADの心臓にあたるものになります。
 例えば、円柱を例にすると、円柱の側面を1枚で表現するものと2面、4面で表現するものとあります。
 この違いがデータ互換が上手くいかない原因になります。
 データ表現
 キャプチャ

 カーネルには、各CADメーカで独自のものを使用していたり、市販のカーネルを使用したりしています。
 カーネル
 なので、基本的に同じカーネルどうしのデータ互換であれば、上手く読み込むことができる可能性が高いです。
 例えば、SolidWorksとSolidEdgeのデータ交換であれば、parasolidを使用すると良いということになります。

Fusion360は、ACISから派生したカーネルを使用しているようです。
http://home3ddo.blog.jp/fusion360-kernel


③不正な形状の存在
 微細な面や尖った面、ギリギリに接する形状などは、データ変換での不具合が起きやすくなります。
 不正な形状
 PDQ2


これらの問題のことを専門用語でPDQ(ピーディーキュー)と言います。
Product Data Qualityの略で、製品データ品質という意味です。
PDQ

 
Fusion 360について
Autodesk(オートデスク)

Autodesk(オートデスク)

Autodesk(オートデスク)