現在、新型コロナウィルス感染症の問題等からマスク不足が深刻化してきています。

日本で3Dプリンター事業などを手がける「イグアス株式会社」で3Dプリンターを使った自作マスクの3DデータがWebで公開されていたので、ダウンロードして早速3Dプリントしてみました。

まずは、会社(いわてデジタルエンジニア育成センター)にある「UP!Plus2」でトライ。だいたい15万くらいするFDM(熱溶解積層法、押出法)タイプの3Dプリンタです。

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実際には、こちらの中にガーゼなどを入れて、ゴム紐を通して付けるみたいです。

はじめは、寝かせてつくったのですが、形状が薄い(厚さ約0.8mm)こともありサポート材から剥がすときに壊れてしまい、できるだけサポート材が付かないように立たせて作ったらうまくできました。
造形時間は女性用の小さいので約2時間程度、男性用で約2時間半で作れます。材料はABS。

ダウンロード先のイグアス株式会社では、ナイロン粉末タイプの3Dプリンタで作っているようなのですが、10万円程度のFDMタイプの3Dプリンタでも上手く作ることができました。

ただ、私が自宅で保有している数万円の3Dプリンタで作ってみたところ失敗してしまいました。
これは設定や室内の温度環境や材料の違い、機器の性能の違いなどが考えられますので、今後、色々とトライしてみていきたいと思います。

写真 2020-03-29 19 01 14
左側の緑がABS、透明がPLAです。外側が裂けてしまっています。。。

イグアスさんでは、3Dマスクの製造工程として、人の顔を3Dスキャナーで形状を取得して、CAD設計を行いレーザー焼結タイプの3Dプリンタで造形されているようです。
コメント 2020-03-29 203347

詳細とデータのダウンロードは、イグアス様のWebサイトへ
https://www.iguazu-xyz.jp/knowledge/trend_02




私も3DCAD-Fusion360を使って、マスクのデータ作成にトライしてみています。
うまく出来ましたら、ブログにアップしたいと思います。
図1